【動画解説】ゲシュタルトの法則

こんにちは、小松啓(@EUREKAPU_com)です(プロフィールはこちらからどうぞ)。

デザインで困っていませんか?専門的に勉強しなくても手軽にデザインは学べます。

アートは自己表現、デザインは問題解決」という言葉があるように、ビジネスをする方なら誰でも知っておくほうがよいことの一つではないでしょうか。

同様に、「会計は企業を映し出す鏡」とも言われ、会計も知っておく方が良いことの一つです。

今日はゲシュタルトの法則というものをご紹介します。

この法則は自著「読まないで会計思考を身につける方法」でも図解するときに気をつけているルールです。

ゲシュタルトの法則でできること

対象をグループ化したい場合にも②読者の視線を誘導したい場合に適用できます。
今回は特に図解に使用できそうなものをピックアップします。

1. Proximity(近接)
2. Similarity(類似)
3. Connection(接続)
4. Enclosure(囲み)

それでは順にざっくりとみていきましょう。

1. Proximity(近接)

人は近くにあるものをグループとしてみなす傾向にあります。

要素同士が近ければそれをグループとみなします。

要素同士が近いとそれをグループと認識しますので、行に見えたり、列に見えたりします。

2. Similarity(類似)

人は類似の色、形状、サイズ、向きをもつもの同士をグループとしてみなす傾向にあります。

近接でグループ化した上に、さらにそのグループ間での要素同士の関係性を明らかにできます。

3. Connection(接続)

人は線でつなげられたものをグループとみなす傾向にあります。

線で要素間をつなぐことで、グループ化させることができます。線で視線の動きを作ることもできます。

以下の事例では、色付けの類似によるグループ化よりも、線でつながれた方がより強いグループ化がなされていることがわかります。

4. Enclosure(囲み)

人は囲まれているものをグループとしてみなす傾向にあります。

近接によってグループ化されていても、囲ってしまえばグループ化できます。場合によっては2軸で整理した図解にさらにもう1軸足したい場合などに使用できます。ただ、多くの人は3次元で物事を考えることになれていないため、あまり多用しないほうが良さそうです。

囲みは線でなくても、グレーの影だけでも十分です。

以下の事例では、囲みが他の近接や類似よりも強いことを表しています。青で類似の関係を作っていても、線で接続していても、囲ってしまえば、囲われた点がグループとしてみなされますね。

おわりにかえて

上記であげた3つは知らず知らず使っているかもしれません。

しかし、どれが強い法則なのかを知っておくことで仕事に役立てることができますね。

囲み線(接続)、近接の順でした。どうしても困ったときは、囲ってみましょう

これを期に、デザインの勉強をはじめてみてはいかがでしょうか。

参考文献
・「Google流 資料作成術
・「UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則
・「なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

なお、そんなデザインをふんだんに会計の書籍で採用した自著「読まないで会計思考を身につける方法」をご覧になれば、統一されたデザインによって、会計思考が深まることは間違いありません。よろしければどうぞ!

ここまでお読み頂き、ありがとうございました!

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