簿記～勘定科目をアニメーションで確認

資産勘定

1. 現金

硬貨や紙幣のほかに、小切手や郵便為替証書などの通貨代用証券も 「現金」に含まれます。

2. 普通預金

「普通預金」はいつでも引き出すことができる預金口座であり、頻繁に使用される勘定科目です。

3. 売掛金

商品やサービスを提供し、それに伴う代金を後日受け取ることを掛け販売といい、「売掛金」という勘定科目を使用します。

4. 受取手形

商品やサービスを提供し、それに伴い約束手形を受け取る場合、「受取手形」という勘定科目を使用します。

5. 有価証券

「有価証券」には、株式、国債、公債、社債などが含まれます。

6. 貸付金

会社が取引先や従業員や子会社などへお金を貸し付けた場合に使用する勘定科目です。

7. 工具器具備品

営業活動を行うために必要な備品のうち、使用年数が1年以上で取得価額が10万円以上のものに「工具器具備品」を使用します。

8. 車両運搬具

営業の外回りで使用する乗用車や運搬用のトラック、バイクなど10万円以上かつ1年以上使用する場合は、「車両運搬具」を使用します。

9. ソフトウェア

自社で利用することを目的に購入するソフトウェア（プログラム）は無形固定資産の「ソフトウェア」を使用します。

10. 繰延資産

会社の設立時に支出した費用の効果は初年度だけではなく、長期に及びます。そのため、一括費用処理するのではなく、「繰延資産」として資産に計上します。

負債勘定

1. 買掛金

商品やサービスの提供を受け、それに伴う代金を後日支払うことを掛け仕入といい、「買掛金」という勘定科目を使用します。

2. 支払手形

商品やサービスの提供を受け、支払代金として約束手形を振り出したり、買掛金の支払いとして約束手形を振り出す場合には「支払手形」という勘定科目を使用します。

3. 預り金

従業員に給料を支払うときに社会保険料や源泉所得税を差し引き、従業員の代わりに会社が税務署などへ納付します。この差し引いて一時的に預った税金などに「預り金」を使用します。

4. 未払金

固定資産の購入のような通常の営業取引（商品の購入）以外における代金の後払いは、「未払金」という勘定科目を使用します。

5. 借入金

銀行や取引先からの借金を記録する勘定科目です。

純資産勘定

1. 資本金

「資本金」は株主が出資金として会社に払い込みをしたお金を記録するための勘定科目です。

2. 資本準備金

出資金のうち、資本金に組み入れなかった部分を「資本準備金」とよびます。

3. 繰越利益剰余金

損益勘定から繰り越される利益は「繰越利益剰余金」として累積されます。毎期の利益は期末において繰越利益剰余金に振替えられます。

費用勘定

1. 仕入

商品を仕入れた際に三分法で記録する場合は「仕入」を使用します。

2. 水道光熱費

事務所の水道料金、電気料金、ガス使用料は「水道光熱費」でまとめて処理します。

3. 旅費交通費

事業を行うために使用したタクシー代、出張経費などは「旅費交通費」を使用します。

4. 広告宣伝費

宣伝のために支出した費用は「広告宣伝費」を使用します。

5. 支払利息

借入金などお金を借りた場合、契約で定められた利息を支払います。そのときに使用する勘定が「支払利息」です。

6. 有価証券売却損

保有している有価証券を売却し、時価＜帳簿価額（時価が帳簿価額を下回る）なら「有価証券売却損」を使用します。

7. 固定資産売却損

保有している固定資産（土地、建物などの有形固定資産やソフトウェアなどの無形固定資産）が不要になり、買い手に売却できた場合、売却価額＜帳簿価額（売却価額が簿価を下回る）なら「固定資産売却損」を使用します。

収益勘定

1. 売上高

商品やサービスを販売した場合には、「売上高」を使用します。

2. 受取利息

銀行に預けている預金や取引先などに貸し付けている貸付金には利息が付きます。利息を受け取った場合は、「受取利息」を使用します。

3. 有価証券売却益

保有している有価証券を売却し、時価＞帳簿価額（時価が帳簿価額を上回る）なら「有価証券売却益」を使用します。