コンセプト

どんなWeb?

本Webサービスは、抽象度の高い専門分野(例えば、会計・簿記など)を学習する世界中のすべての人が最短で「わかったぞ!!(Eureka!!)」という状態になるように、その手助けをすることを目的にしています(英語版は準備中です)。

だれが運営者?

6歳から18歳まではサッカーボールをいかに思い通りに足元付近に止め、いかに早く正確に思ったところに蹴るかをひたすら考え、朝から晩までボールを蹴っていたただの田舎のサッカー小僧です。

それが大学生のときに運よく会計士試験に合格して以来、幸か不幸か会計を軸に生活し、30歳(2016年現在)になりました。

様々なきっかけがあり、まずは会計をもっとわかりやすく、教養として誰もが知っている前提で話ができるものにならないか、と考えた末に本Webサイトを立ち上げました。

その手段として既存の書籍ではできない表現を用い、これまでになかった効果的な学習をサポートしています(例えばアニメーション効果を使った動く図解や、縦長の図解を用いています)。

「百聞は一見にしかず」ということでリンクからコンテンツをご確認いただけますと大変幸いです。

運営者の詳細はこちらから「About US

コンセプト


会計(簿記)のうち、難しいとされる連結会計などをやさしくし、比較的やさしいそもそも会計とはみたいなことをアニメーションで深く面白くしていければと考えています。

具体的にどんなコンテンツをつくっているかというと、例えば以下の図解です。これは「簿記」がどういうものか、そのエッセンスを20秒だけでまとめたものです。詳細はこちらから「簿記とは「数の数え方」~複式簿記と単式簿記ってなにが違うの???

「複式簿記」がどういうものか、そのエッセンスを20秒だけでまとめたものです

本Webサービスの最大の特徴は「動く図解」

学習する方および、それを教える立場である講師や高校や大学の先生、会社の上司の方も、効率的にかつ効果的に学習および指導を進められるように、動く図解(モーションインフォグラフィックとも言われているようです)を用いて、説明することが本Webサービスの最大の特徴です。

図の生成過程を知ることができることが動く図解の特徴ですので、それを生かし、取引からどう仕訳や財務諸表ができるのかを可視化させることで、直感的に会計が理解できるようになります。

アニメーション活用のポイント

アニメーションを会計に活用することの有用性をまとめています会計分野などの学習にアニメーションを活用すれば、既存の書籍のみでの自己学習や、動画講義に幅を持たせることが可能です。
時間の経過によって当事者間の関係が変わる物事は、静止した図と比べてアニメーション(動く図解)をつかった説明のほうが有効。

→詳細はこちら「アニメーション活用の有用性について

具体例~①

例えば、仕訳にするとこんな感じです。

取引の説明や詳細はこちらから「Quick Check!!! 勘定科目「売上高」」より。

商品を販売した場合には、「売上高」を使用

具体例~②

取引→仕訳→勘定T/B→財務三表だとこんな感じです。

財務三表の構造をマスター」には全24取引ありますので、これを見れば、簿記の一巡や損益計算書と貸借対照表だけではなく、キャッシュフロー計算書とのつながりまで理解できるようになります。

商品販売 仕訳 小切手 財務3表
商品販売 仕訳 小切手 財務3表
商品販売 仕訳 小切手 財務3表

課題認識

現在でも高校や大学では、教師や講師が静的な図解や書籍を用いて講義を行っています。もしくは、専門学校などであれば、講義を録画した動画で講義を行っています。

学生などの学習者は書籍であれば、自ら読み進める必要があります

また、学校などの授業では聞くことで、受動的に学習が進みますが、学習者のひとりひとりが講義の最中に思い思いのタイミングで授業をとめることは困難です。

この点、従来からも動画講義では、多くの場合、その動画を巻き戻すことができますし、倍速再生ができるため、学習者のひとりひとりが思い思いのタイミングで時間を操作することができます。

実際、私自身、会計士受験時代に大手予備校で動画学習を進め、講義は2倍速で聴き、わからないところは都度巻き戻し、再確認することができ、それでも不明な場合にまとめて1週間に1回の頻度で講師に質問をぶつけ、ディスカッションするということを行っていました。

ですので、それは非常に理想的な授業の形態でした。

しかしながら、動画を使った講義でもなお、多義的な取引内容を一義的な言葉を使って説明するのは容易ではありません

仮に、説明できたつもりでも、情報の受け手が理解することはまだ容易ではないでしょう。

いまだに複式簿記を初学者の方が時間をかけずに理解できないことに苦しんでいるように思います。

また、実務でも、多くのビジネスーパーソンが簿記検定試験を中心に会計学習を進めるために、かえって簿記に苦手意識をもち、会計を遠ざけたままにしている事例を多く見てきました。

例えば、上場会社の多くは連結財務諸表やキャッシュフロー計算書を作成しているのにも関わらず、簿記検定試験では1級まで受験しなければその論点を学習することはありませんでした(最近、試験範囲に改定がありました)。

つまり、簿記3級で平均50~100時間程度、簿記2級で平均200時間程度は学習が必要といわれていますので、1級までたどり着くのに、合計300時間程度は必要になります。

ほとんどの方は1級を受験しないため、これは言い換えれば、キャッシュフロー計算書などについては、ほとんどの方が苦手意識を持っているかその内容を理解していないといえます。

論点別にみればそれほど難しくはないところでも、検定試験に3級、2級、1級と階段が存在することで、論点がぶつ切りになってしまい、知識が構造的に整理されないままになります。

ところが、実務では当たり前に1級の論点が出てくるため、いつの間にか苦手意識を持つ、ということが多いようにも思えます。

ソリューション

そこで本Webサービスでは、静的な図解や言葉だけではなく、動く図解(アニメーション)を用いて多義的な取引内容を整理し、動く図解の中の要素の関係性や順序や展開を文章で補足説明する方法を取っています。

また、比較的単調な図解が多い会計・簿記の書籍とは異なり、なるべく多様な図解を制作し、書籍では見かけない縦長の図解なども取り入れています。

この方法で、学習効率は10倍以上にもなりますし、これまで初学者の方にとって、複式簿記の比較的高いハードルをある程度下げられるのではないかと考えています。

加えて、講師や教師の方にとってみれば、同じ絵をスマホやPCの画面上で閲覧しながら説明できますので、これまでのように黒板やホワイトボードを使ってわざわざ説明する手間もなくなります。

説明の時間すらない場合は、ただeurekapu.comのリンクをシェアするだけでよいでしょう。

いまではほとんどの方がスマホを持っていますので、スマホで各自が閲覧しながら説明する方法でもよいかもしれません。

皆様の頭の中で本Web内のコンテンツイメージが思い出されるようになり、日々のお仕事などに少しでも活用頂ければ幸いです。

※本Webサービスは比較的初学者の方向けにコンテンツを作っています。

従って、わかりやすさを重視し、厳密な会計基準に即していないところもありますが、何卒ご了承ください。

最後に

まだまだコンテンツは準備中ではありますが、もしコンセプトなどに興味をもっていただけた方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。

抽象的な概念を具体的な図解に落とし、その図解に動きをつけるのを得意としている方、グローバルなWebサービスの開発経験をお持ちの方などなど随時仲間を募集しています。