従業員に給料を支払うときに社会保険料や源泉所得税を差し引き、従業員の代わりに会社が税務署などへ納付します。この差し引いて一時的に預った税金などに「預り金」を使用します。
例えば他に、従業員への給料の支払い時以外にも、取引先から預った保証金なども「預り金」勘定を使用します。
取引の8要素への当てはめ
ご参考までに、この取引は取引の8要素でお話した10パターンのうち、No:5とNo:7の合わせワザになります。役員が受け取ったお金は、資産の中の預金という引き出しの減少と記録し、預ったお金は負債の中の預り金にしまいます。加えて、会社が受けた労働役務分を費用のうち、役員報酬として記録します。