会社が取引先や従業員や子会社などへお金を貸し付けた場合に使用する勘定科目です。
お金を誰かに貸すことは、将来のいずれかの時点で貸したお金を受け取る権利を持つことになりますので、債権が発生します。
なお、「借用証書」は借り手が作成し、貸し手に受け渡し、貸し手が保有しますが、「金銭消費貸借契約書」は両者が署名押印した契約書を二通作成し、それぞれが保有します。
取引の8要素への当てはめ
ご参考までに、この取引は取引の8要素でお話した10パターンのうち、No:3にあたります。お金を貸し付けたことで発生した債権は、資産の中の貸付金という引き出しにしまい、貸したお金は資産のうち、普通預金口座の減少として記録します。