営業活動を行うために必要な備品のうち、使用年数が1年以上で取得価額が10万円以上のものに「工具器具備品」を使用します。
例えば 工具器具備品には、事務所の机、棚や応接セット、業務で使用するパソコンやコピー機、エアコンや工具などがあげられます。 工具器具備品も他の固定資産の勘定科目と同様に「減価償却費」として、使用年数に応じて資産から費用に振替えます。
なお、使用年数が1年未満、または取得価額が10万円未満のものは「消耗品費」として、一括費用として記録します。
取引の8要素への当てはめ
ご参考までに、この取引は取引の8要素でお話した10パターンのうち、No:3にあたります。購入したPCは、資産の中の工具器具備品という引き出しにしまい、支払った購入代金は資産のうち、現金の減少として記録します。
工具器具備品は、決算時の決算整理により、使用年数に応じ資産から費用へ振替えられます。これは取引の8要素でお話した10パターンのうち、No:5にあたります。