【仕訳問題】日商簿記3級の対策まとめ

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本を電子書籍で出版しました。約700ページの図が中心です。
豊富すぎるくらいの図で解説した、とってもよくできた会計・簿記の入門書です。もちろん、簿記3級をこれから始める方にも最適です。

【会計・簿記入門編】読まないで会計思考を身に付ける方法: Accounting Pictures Book

「簿記3級の問題集」

本記事では、新しく作成した「簿記3級の問題集」をご紹介します。

以下のリンクから新しく作成した「簿記3級の問題集」のトップページにいけます。
簿記3級の基本的な仕訳問題一覧

本屋にいけば、簿記3級に関連する書籍は、山ほどあります。
しかし、学習の初期の段階で全体像を見渡しながら、自分の理解を確認することは、簡単ではありません。

それゆえ、この簿記3級の問題集をWebアプリとして作った目的・意図は以下の3つです。

  1. 学習の初期段階において、「仕訳」そのものにはやく慣れるため
  2. 簡単にさくっと使える「仕訳問題集」として
  3. ランダム性(詳細は後述)

1. 学習の初期段階において、「仕訳」そのものにはやく慣れるため

「仕訳」そのものに慣れるために、この簿記3級の問題集を活用してください。

学習の初期の段階では、何がポイントなのかを理解することほど重要なことはありません。

簿記では5つのステップがありますが、Step1の「取引」を「仕訳」に変換すること、これが最も手こずるところです。その他のステップは勘定科目ごとに数字を足したり引いたり、別のところに書き写したりするだけです(簿記検定そのものが紙の帳簿を作ることを前提にしているため、「書き写す」ところもクセがあります)。

  1. 取引を仕訳に変換
  2. 仕訳を勘定に転記
  3. 勘定から試算表を作成
  4. 決算整理を実施
  5. 試算表から財務諸表を作成

簿記一巡を説明した図です

「取引」は文章で与えられ、それを読み取り、適切な5つの要素のなかに属する適切な「勘定科目」を選択し、左右に振り分けていきます(これが「仕訳」です)。この作業は簿記の作法そのものであり、早期に慣れなければいけません。

日本とイギリスでは、車は車道の「左側」を通ること、自転車は、原則、車と同じように車道におり、歩道を通行しない(道路交通法上、自転車は軽車両のため)などと同じように、社会で「作法」として決められたものです。
様々な「作法」がありますが、この簿記の作法は15世紀くらい続く伝統です。早期に身につけ、伝統をその肌で感じてみましょう。

この仕訳問題集は、学習の初期の段階に、どの勘定科目を使えばよいのか慣れるためだけに使ってください。

2. 簡単にさくっと使える「仕訳問題集」として

この仕訳問題集は、いつでもどこでもスマホやPCなどがあれば、さくっと利用することができます。移動中のバスや電車の中で、授業の前や休み時間、授業の後に、サクッと復習したいときなどに最適です。スマホさえあれば確認できます。

2.1 計算も不要

この問題集の「数字」は「300」や「600」というわかりやすいものだけを使っています。計算はほぼ不要です。

公認会計士試験でさえも、実はほとんど難しい数学は必要ありません。中学レベルの連立方程式を管理会計で使うだけです(もちろん、実務は違います。あくまで試験の話です)。

最初、会計士受験の予備校にいって会計士試験についていろいろ聞いたとき、一番驚いたのはこれでした、当時の先生も合否に関わることだけに限れば、「中学レベルの連立方程式だけわかればよい」と言っていたことをいまでも覚えています。

事実、私は大学4年生のときの1回目の会計士試験で合格しました。とっても簡単な連立方程式くらいしか理解していませんでした。経歴(以下の「about-us」)を見てもらえればわかりますが、学生時代はずっとボールを蹴っていて、リフティングこそ1時間くらい簡単にできますが、高校を卒業した当時は連立方程式すら、私にとっては簡単ではありませんでした。

About US

2016-08-13

2.2 答え合わせもさくっとできる

答えは、記入式ではなくボタンを選択するだけです。
正解は答えが正しく選択されれば、自動で「◎」と表示されるので、答えあわせの手間すら必要ありません。

3. ランダム性

紙の参考書などで、繰り返し問題を解くうちに、問題の解答そのものを覚えてしまい、そもそも問題で問われている論点を理解しているのかどうか、よくわからなくなることが私には多々ありました。
そのときいつも「これがWebアプリ」だったら、スマホ1つで、いつでも、どこでもできるのに、と思っていました。

物理的な制約を受ける紙の参考書では、頁を切り離さない限りは、いつもこの問題があります。

そこで今回は2つのランダムを用意しました。

  1. 問題順序のランダム性
  2. 選択肢のランダム性

3.1. 問題順序のランダム性

すべてランダムに問題が並び替えられます。そのため、問題とその解答そのものを覚えてしまうことを極力さけられ、同じ問題であっても繰り返し学習できます。

選択できる範囲も以下のように、いろいろ選択できます(詳しくは簿記3級の基本的な仕訳問題一覧をみてください)。

  • すべての問題から(約200問を一気に)
  • あるパートごとに:全11 Partの中の商品売買から50問まとめてなど
  • あるパートのある特定のトピックごとに:商品売買のなかから仕入-3分法だけなど

簿記3級の基本的な仕訳問題一覧

3.2. 選択肢のランダム性

2つ目のランダムにしたポイントは、「選択肢」です。

この仕訳問題集では、選択肢も分野別にあらかじめ私が定めた勘定科目の範囲内でランダムに抽出され、選択肢の位置が常にランダムに変更されるように設計しています。

そのため、正解の選択肢も毎回違った場所に設定されます。

問題や選択肢の位置を覚えてしまった、ということがないようにしています。

今は選択肢そのものは合計6つ(借方3つのボタン、貸方3つのボタン)だけですが、今後様子を見て8つや10つに増やすことを検討します。

ご意見あれば、ぜひお問い合わせから改善の要望などをいただければ、対応を検討したいと思います。

お問い合わせ

2016-08-15

今後の改善方針

この仕訳問題集自体にも、まだまだこれから改善を加えていきます。
その他のところも作り変えています。

簿記3級の解説編についても全面的に1から作成している段階です(2019年5月22日現在)。
これは可能な限り、Webならではの機能を取り込みつつ、簿記3級にとどまらず、起業や独立するために役立つことは当然に、社会人として必須となってくる法律的な知識なども踏まえながら、学習できるものを目指しています。

こうご期待ください。

最後に

今回、簿記3級の問題集をWebアプリとして作った目的・意図は以下の3つでした。

  1. 学習の初期段階において、「仕訳」そのものにはやく慣れるため
  2. 簡単にさくっと使える「仕訳問題集」として
  3. ランダム性

ぜひ、周りのご友人にも、おすすめしてみてください。
改善案についても、どしどし問い合わせから受け付けています。

ではよい、一日を。

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簿記3級の基本的な仕訳問題一覧

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