商品やサービスを提供し、それに伴い約束手形を受け取る場合、「受取手形」という勘定科目を使用します。
約束手形とは、手形に記載された日付にその額面金額の支払いを約束する証券です。これも売掛金と同様に、後日代金を受け取る権利であり、債権(資産)として記録されます。
なお、手形を振り出した側では「支払手形」として、後日代金を支払う義務、すなわち債務(負債)として記録されます。
取引の8要素への当てはめ
ご参考までに、この取引は取引の8要素でお話した10パターンのうち、No:4にあたります。受け取った約束手形は、資産の中の受取手形という引き出しにしまい、顧客からの稼ぎですので収益の中の売上高という引き出しにしまいます。