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この記事をよりパワーアップさせたものが以下のリンク先にあります。もしよければどうぞ。24個の取引を使って、財務諸表を紐解く-チラシ代 5 の支払
https://app.eurekapu.com/lessons/financial-statements/no5-payment-advertising-expense
チラシなどの広告費5万円を支出する取引をみてみましょう。
5.チラシ代の支払い
自社の認知度を向上させるためにチラシを作成し、代金5万円は預金口座から支払った
取引概要
自社の商品や製品、サービスの認知度を向上するための広告、パンフレット、チラシやポスター代の支払いは、広告宣伝費として支出した期に一括費用として記録します。
Step1:仕訳
取引内容を簿記のルールに従って仕訳に変換すれば、費用の増加として左側に「広告宣伝費5」、資産の減少として右側に「普通預金5」と記録できます。
Step2:勘定科目ごとにその勘定に集計
広告宣伝費勘定と普通預金勘定に、それぞれ仕訳内容を記録します。
Step3:勘定残高から残高試算表(T/B)を作成
残高試算表へその科目ごとの残高を記録します。勘定に集まった金額を集計し、その残高をT/Bに書き写すだけです。
Step4:三表の作成
T/BをB/SとP/Lに分解します。そして、キャッシュフロー計算書(C/S)を作成します。
広告宣伝費の支出は営業キャッシュフローに該当するので、直接法C/Sでは「その他の営業支出」として記録します。
一方で、間接法C/SではP/Lの消耗品費としてすでに当期純利益のマイナスとして考慮されているため、調整は不要です。
「No04:消耗品の購入」と同様ですね。
まとめ
- チラシ代の支払いは、費用の発生として、PLの利益にマイナスに影響します。
- B/Sでは現金・預金から支出した分、その残高が25から20に減少し、その代わりにP/Lの広告宣伝費が5増加しました。
- C/Sでは営業支出と記録しました。