こちらのコンテンツのすべてをアップデートしたうえで、Udemyにて動画講座にしています。よければ、見てやってくださいm(__)m
この記事をよりパワーアップさせたものが以下のリンク先にあります。もしよければどうぞ。
24個の取引を使って、財務諸表を紐解く- 未払法人税等の支払い
https://app.eurekapu.com/lessons/financial-statements/no24-payment-income-tax
前期の法人税を支払
前期末に計上した未払法人税を現金で支払った
法人税等を納付する場合を確認しましょう
取引概要
「No:22 法人税を計上(決算整理)」で計上した前年の未払法人税を翌期に支払います。注意していただきたいのは、No23から事業年度が替わっている点です。
法人税を支払うことで債務が消滅します。なお、事業年度が1年目から2年目になっていますので、P/Lはすべてゼロになり、B/Sの繰越利益剰余金にすべて1年目の当期純利益が集計されていることが確認できます。
Step1:仕訳
負債の減少として左側に「未払法人税200」、支払った現金は資産の減少として右側に「現金200」と記録します。
Step2:勘定科目ごとにその勘定に集計
現金勘定、未払法人税勘定にそれぞれ仕訳内容を記録します。
Step3:勘定残高から残高試算表(T/B)を作成
残高試算表へその科目ごとの残高を記録します。勘定に集まった金額を集計し、その残高をT/Bに書き写すだけです。
Step4:三表の作成
T/BをB/SとP/Lに分解します。そして、キャッシュフロー計算書(C/S)を作成します。
翌期に入っているため、C/Sもすべてゼロになります。
直接法C/Sと間接法C/Sともに、営業キャッシュフローとして法人税等の支払いに記録します。
会社初年度であれば、P/Lの当期純利益とB/Sの利益剰余金は一致しますが、2年目以降のB/Sの繰越利益剰余金は、1年目の当期純利益に加えて2年目の当期純利益が加算されていきます。
アニメーション(動く図解)で確認しましょう
まとめ
・C/Sでは営業キャッシュフローとして記録します。