銀行へ短期借入金を返済
短期借入金の返済期限が到来したため、利息20万円の支払いとともに、銀行へ500万円の返済を行った

銀行へ借りたお金を返済する取引をみてみましょう。
取引概要
「No:06 銀行から資金調達(運転資金)」で確認した短期で借りた借入金の返済期限が到来したため、返済します。
債務である借入金を返済すれば債務が消滅します。
Step1:仕訳
取引内容を簿記のルールに従って仕訳に変換すれば、返済したお金は資産の減少として右側に「普通預金520」、消滅した債務は負債の減少として左側に「短期貸付金500」、加えて、利息の支払いを左側に「支払利息20」と記録できます
Step2:勘定科目ごとにその勘定に集計
短期借入金勘定と普通預金勘定、支払利息勘定に、それぞれ仕訳内容を記録します。
Step3:勘定残高から残高試算表(T/B)を作成
残高試算表へその科目ごとの残高を記録します。
勘定に集まった金額を集計し、その残高をT/Bに書き写すだけです。
Step4:三表の作成
T/BをB/SとP/Lに分解します。そして、キャッシュフロー計算書(C/S)を作成します。
借りたお金の返済は財務キャッシュフローに該当し、「短期借入金による収支」として記録します。
アニメーション(動く図解)で確認しましょう



まとめ
・C/Fでは財務キャッシュフローとして記録します。
【動画】好きなところでStoooooop!
財務3表の構造をマスター~取引一覧~
- 会社の設立
- 設立費用の支払い
- パソコンを購入
- 消耗品を購入
- チラシ代の支払い
- 銀行から資金調達(運転資金)
- 商品を購入(現預金支払)
- 商品を販売(小切手受領)
- 商品を購入(掛け仕入)
- 商品を販売(掛け販売)
- 買掛金の支払い
- 売掛金の回収
- 営業用車両を購入
- 銀行から資金調達(設備資金)
- 店舗を購入
- 取引先への貸付
- 銀行へ短期借入金を返済
- 貸付金の利息の受取
- 役員報酬の支払
- 預り金(役員報酬分)の支払
- 減価償却費と繰延資産償却の計上(決算整理)
- 法人税を計上(決算整理)
- 前期の法人税を支払
- 剰余金の配当・処分