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【財務3表編】
この記事をよりパワーアップさせたものが以下のリンク先にあります。もしよければどうぞ。
24個の取引を使って、財務諸表を紐解く- 預り金 5 + 会社負担分の社会保険料 5 の支払
https://app.eurekapu.com/lessons/financial-statements/no19-payments-deposits
預り金（役員報酬分）の支払
役員報酬支給時に控除した社会保険料と源泉所得税等の合計5万円を預金口座から支払った
役員報酬支払時に預った預り金の支払いをみてみましょう。
取引概要
「No:19 役員報酬の支払」の取引で役員報酬から控除した税金は、国や地方へ納付します。納付によって預り債務は消滅します。
Step1:仕訳
取引内容を簿記のルールに従って仕訳に変換すれば、支払ったお金は資産の減少として右側に「普通預金5」、負債の減少として「預り金5」と記録できます。
Step2:勘定科目ごとにその勘定に集計
普通預金勘定、預り金勘定に仕訳内容を記録します。
Step3:勘定残高から残高試算表（T/B）を作成
残高試算表へその科目ごとの残高を記録します。
勘定に集まった金額を集計し、その残高をT/Bに書き写すだけです。
Step4:三表の作成
T/BをB/SとP/Lに分解します。そして、キャッシュフロー計算書（C/S)を作成します。
直接法C/Sでは、人件費の支出に5万円を加算します。
間接法C/Sでは、預り金の残高が減少したため、税引前当期純利益の役員報酬25万円と実際の支払い金額25万円とが一致しました。
ですので、その他の負債の増減の調整をゼロにします。
アニメーション（動く図解）で確認しましょう
まとめ
・C/Sでは営業支出として記録しました。
