【図解】「財務3表」の構造16 ~取引先への貸付

取引先にお金を貸し付ける取引をみてみましょう。

取引先への貸付

資金繰りに窮した取引先から資金援助の求めがあったため、その求めに応じ、金庫から200万円を貸し付けた(貸付期間は3年、一括で返済)
16_haji_kashitsukekin200_Transaction_play

取引概要

お金を誰かに貸すことは、将来返済を約束してもらうことなので、取引先に対して債権が発生します。これはお金を誰かに借りる場合に、借りた相手に対し債務が発生するのと同じ理屈です。
今回は3年の貸付期間で、3年後の期限到来時に一括で返済することにします。当然、貸付時に利息の有無、利率を契約書で決めますが、利息の受取については【図解】「財務3表」の構造18 :~貸付金の利息の受取で確認しましょう。

Step1:仕訳

取引内容を簿記のルールに従って仕訳に変換すれば、貸し付けたお金は資産の減少として右側に「現金200」、発生した貸付債権は資産の減少として左側に「長期貸付金200」と記録できます

Step2:勘定科目ごとにその勘定に集計

長期貸付金勘定と現金勘定に、それぞれ仕訳内容を記録します。

Step3:勘定残高から残高試算表(T/B)を作成

残高試算表へその科目ごとの残高を記録します。勘定に集まった金額を集計し、その残高をT/Bに書き写すだけです。

Step4:三表の作成

残高試算表(T/B:Trial Balance)を貸借対照表(B/S:Balance sheet)と損益計算書(P/L:Profit and Loss statement)に分解します。そして、最後にキャッシュフロー計算書(C/S:Cash flow Statement)を作成します。
誰かにお金を貸付ることは投資キャッシュフローに該当するため、「貸付による支出」として記録します。

貸付金 財務3表
貸付金 財務3表
貸付金 財務3表

まとめ

・C/Fでは投資キャッシュフローとして記録します。

【動画】好きなところでStoooooop!

財務3表の構造をマスター~取引一覧

  1. 会社の設立
  2. 設立費用の支払い
  3. パソコンを購入
  4. 消耗品を購入
  5. チラシ代の支払い
  6. 銀行から資金調達(運転資金)
  7. 商品を購入(現預金支払
  8. 商品を販売(小切手受領)
  9. 商品を購入(掛け仕入)
  10. 商品を販売(掛け販売
  11. 買掛金の支払い
  12. 売掛金の回収
  13. 営業用車両を購入
  14. 銀行から資金調達(設備資金
  15. 店舗を購入
  16. 取引先への貸付
  17. 銀行へ短期借入金を返済
  18. 貸付金の利息の受取
  19. 役員報酬の支払
  20. 預り金(役員報酬分)の支払
  21. 減価償却費と繰延資産償却の計上(決算整理)
  22. 法人税を計上(決算整理)
  23. 前期の法人税を支払
  24. 剰余金の配当・処分

新着エントリー


いつもありがとうございます!

もし、このWebを気に入って頂けたら
どうかFacebookページに「いいね!」を。
最新の更新をお届けにまいります。

これを「見て」もうわからないとは言わせません。

こちらから書籍の紹介ページに移動できます。

ABOUTこの記事をかいた人

アニメーションを使って会計・簿記をわかりやすくインプットするためのWebサービスを開発しています。まだまだ、ベータ版ですが、よろしくお願い致します。
We have been developing web services to have fun and input accounting and bookkeeping easily using animation, infographics and illustrations. Please contact me if you are interested.