【図解】「財務3表」の構造09 ~商品を購入(掛け仕入)

商品であるりんごを掛けで購入する取引をみてみましょう。

商品を購入(掛け仕入)

商品を仕入先から仕入れ、仕入代金200万円は来月末に支払う約束を交わした(三分法ではなく、売上原価対立法を採用)


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取引概要

掛けで商品を購入する取引は、商品の購入代金を後日に支払う約束を結び、商品を仕入れる取引です。将来のいずれかの時点において購入代金を支払うため、借入金と同じ債務です。

Step1:仕訳

取引内容を簿記のルールに従って仕訳に変換すれば、資産の増加として左側に「商品200」、負債の増加として右側に「買掛金200」と記録できます。

商品を購入 概要

Step2:勘定科目ごとにその勘定に集計

商品勘定と買掛金勘定に、それぞれ仕訳内容を記録します。

Step3:勘定残高から残高試算表(T/B)を作成

残高試算表へその科目ごとの残高を記録します。勘定に集まった金額を集計し、その残高をT/Bに書き写すだけです。

商品購入 5要素 財務3表

Step4:財務三表の作成

残高試算表(T/B:Trial Balance)を貸借対照表(B/S:Balance sheet)と損益計算書(P/L:Profit and Loss statement)に分解します。そして、最後にキャッシュフロー計算書(C/S:Cash flow Statement)を作成します。

今回は売上原価対立法で商品を記録しているため、P/Lに影響を与えませんし、掛けで購入したためキャッシュフローに影響はありません。しかし、間接法C/Sでは、在庫が増加し、仕入債務が増加したため、それぞれを調整する必要があります。

商品購入 5要素 財務3表

まとめ

  • 商品を購入し、商品が手元に増えましたが、購入代金は後日支払う約束を結んだため、仕入債務が発生しました。
  • 現金支出がないため、CFに変動はありません。ただし、実現主義から在庫を費用ではなく資産として認識し、支出がないのに仕入債務を認識したので、調整をします。
商品を購入 概要
商品購入 5要素 財務3表
商品購入 5要素 財務3表

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財務3表の構造をマスター~取引一覧

  1. 会社の設立
  2. 設立費用の支払い
  3. パソコンを購入
  4. 消耗品を購入
  5. チラシ代の支払い
  6. 銀行から資金調達(運転資金)
  7. 商品を購入(現預金支払
  8. 商品を販売(小切手受領)
  9. 商品を購入(掛け仕入)
  10. 商品を販売(掛け販売
  11. 買掛金の支払い
  12. 売掛金の回収
  13. 営業用車両を購入
  14. 銀行から資金調達(設備資金
  15. 店舗を購入
  16. 取引先への貸付
  17. 銀行へ短期借入金を返済
  18. 貸付金の利息の受取
  19. 役員報酬の支払
  20. 預り金(役員報酬分)の支払
  21. 減価償却費と繰延資産償却の計上(決算整理)
  22. 法人税を計上(決算整理)
  23. 前期の法人税を支払
  24. 剰余金の配当・処分

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