【図解】「財務3表」の構造15 ~店舗を購入

店舗を購入する取引をみてみましょう。

店舗を購入

調達した設備投資資金で店舗2,000万円を購入し、購入代金2,000万円は預金口座から支払った
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取引概要

店舗の購入も他の設備投資(「【図解】「財務3表」の構造03 ~パソコンを購入」「【図解】「財務3表」の構造13 ~営業用車両を購入」)と同じく、一括で費用処理するのではなく、資産に記録し、期末の決算整理において減価償却(「【図解】「財務3表」の構造21 ~減価償却費と繰延資産償却の計上(決算整理)」)を行うことで使用年数にわたって費用に振替えます。

なお、一般に店舗などを購入する際には、電気設備や空調設備などは「建物付属設備」勘定なども使用することが多いですが、ここでは簡便的に建物だけとしています。

Step1:仕訳

取引内容を簿記のルールに従って仕訳に変換すれば、購入した店舗は資産の増加として左側に「建物2,000」、支払った代金は資産の減少として右側に「普通預金2,000」と記録できます。
建物 購入 仕訳

Step2:勘定科目ごとにその勘定に集計

建物勘定と普通預金勘定に、それぞれ仕訳内容を記録します。普通預金勘定は2,620から2,000減少し、620になります。建物勘定は0から2,000増加して、2,000となりました。

Step3:勘定残高から残高試算表(T/B)を作成

残高試算表へその科目ごとの残高を記録します。勘定に集まった金額を集計し、その残高をT/Bに書き写すだけです。
建物 購入 仕訳

Step4:財務三表の作成

残高試算表(T/B:Trial Balance)を貸借対照表(B/S:Balance sheet)と損益計算書(P/L:Profit and Loss statement)に分解します。そして、キャッシュフロー計算書(C/S)を作成します。

店舗の購入は損益に影響を与えません。ですので、損益計算書(P/L:Profit and Loss statement)に変動はありません。税金等調整前当期純利益は790のままです。

店舗の購入は投資キャッシュフローに該当するため、「固定資産の取得」として記録します。ですので、投資キャッシュフローの「固定資産の取得」の140に2,000を加え、固定資産の取得2140として記録します。
建物 購入 仕訳

まとめ

  • 他の固定資産の場合と同様に、固定資産の増加として計上し、年度末に減価償却を通じて費用へ振り替えます。
  • C/Fでは投資キャッシュフローの固定資産の取得として記録します。
建物 購入 仕訳
建物 購入 仕訳
建物 購入 仕訳

【動画】好きなところでStoooooop!

財務3表の構造をマスター~取引一覧

  1. 会社の設立
  2. 設立費用の支払い
  3. パソコンを購入
  4. 消耗品を購入
  5. チラシ代の支払い
  6. 銀行から資金調達(運転資金)
  7. 商品を購入(現預金支払
  8. 商品を販売(小切手受領)
  9. 商品を購入(掛け仕入)
  10. 商品を販売(掛け販売
  11. 買掛金の支払い
  12. 売掛金の回収
  13. 営業用車両を購入
  14. 銀行から資金調達(設備資金
  15. 店舗を購入
  16. 取引先への貸付
  17. 銀行へ短期借入金を返済
  18. 貸付金の利息の受取
  19. 役員報酬の支払
  20. 預り金(役員報酬分)の支払
  21. 減価償却費と繰延資産償却の計上(決算整理)
  22. 法人税を計上(決算整理)
  23. 前期の法人税を支払
  24. 剰余金の配当・処分

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