会社に関わるビジネスパーソンなら誰でも、アカウンティング(会計)・ファイナンスを理解しておく必要があります。
会計・ファイナンスは生活で無意識に使っている
会計・ファイナンスは義務教育の過程では、学校では教えてくれませんが、知っていて損はしないものですし、誰しもが生活の中で意識せずとも使用しているものです。
例えば、なぜスーパーの見切り品は閉店間際に安くなるのか?とか、2000円の化粧品水の半分以上は広告宣伝費って本当か?などの日常生活の疑問から、利息付奨学金(または無利息奨学金)をもらってまで大学に進学すべきか?とか、なぜ結婚式の費用はあんなに高いのか?などのライフイベントに関することまで、挙げ始めるときりがないほど、様々な場面で会計・ファイナンスの知識を使う場面に遭遇しています。
ほかにも、学校では教えてくれないが、重要なものに栄養学というものがあります。
これも生活の中では意識せずとも書籍、テレビや雑誌などで情報として仕入れているのではないでしょうか。
会計・ファイナンスを勉強することで、それを知っている人の方がそれを知らない人よりは、社会に出て損をすることが少なくなります(得をするかどうかは結構、人によります)。
特に、損得勘定に関わることを普段の生活で意思決定するときには、なぜ相手がこの値段を提示してきたのか?という自らが立てた正解のない問いに対して、答えを出していかなければなりません。
正解はたぶん教えてくれないでしょうが、相手の立場に立ってみると、答えの仮説を自分の頭で考えることができます。
そのときに、世の中にある会社の数字を使って考えることが有用になります。
財務諸表が読める人とは、どういう人のことを指すか?
財務諸表が読めるとは、その財務諸表を会社に関わる様々な関係者がそれぞれの立場でどういう風に見て、判断し、意思決定を行ってくるかを、把握できることではないでしょうか。
つまり、会計とファイナンスを勉強することで、日々の生活で相手の立場で物事が理解できるようになります。ぜひ、勉強されてみてはいかがでしょうか。